スペインのスーパーマーケット完全ガイド2026|メルカドナで何を買う?在住者おすすめ商品・価格・日本との違い
スペインのスーパーマーケット(メルカドナ・カルフール・リドル)を在住者が解説。おすすめの食品・お菓子・ワイン・お土産になる商品と価格、日本のスーパーとの違いまで。
スペイン旅行で意外と楽しいのがスーパーマーケット巡りです。
現地のスーパーに入ると、その国の食文化が凝縮されている。オリーブオイルだけで棚1列、ハモンの種類だけで棚2列、ワインが500種類以上——日本のスーパーとは全く別世界。しかも安い。
この記事では、スペインのスーパーで何を買うべきか、どのスーパーに行くべきか、日本と何が違うのかを解説します。
スペインの主なスーパーチェーン
| チェーン名 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| Mercadona(メルカドナ) | スペイン国内最大手。PB品質が高く価格も良心的 | ★★★★★ |
| Carrefour(カルフール) | フランス系大型スーパー。品揃えが幅広い | ★★★★☆ |
| Lidl(リドル) | ドイツ系ディスカウント。価格最安クラス | ★★★☆☆ |
| Dia(ディア) | 街角に多い小型スーパー。価格安め | ★★★☆☆ |
| El Corte Inglés(エル・コルテ・イングレス) | 百貨店内のスーパー。高品質・高価格 | ★★★★☆ |
旅行者におすすめはMercadona(メルカドナ)。スペイン全国に展開しており、品質・価格・品揃えのバランスが一番良い。
メルカドナとは
メルカドナはバレンシア発祥のスーパーチェーンで、スペインで最も売上高が大きい食品スーパー。日本でいうイオンやライフに近いが、PB(プライベートブランド)の品質がかなり高いのが特徴。
PBブランドは「Hacendado(アセンダード)」(食品)と「Deliplus(デリプラス)」(コスメ・日用品)。国際的な食品賞を受賞しているPB商品もあり、有名ブランドより安くて美味しいというケースが多い。
メルカドナで買うべきおすすめ商品
食品
オリーブオイル(Aceite de Oliva) スペインは世界最大のオリーブオイル生産国。メルカドナでは1リットルで€3〜8程度。日本のスーパーでは同等品が€10〜15以上するので、旅の帰りに持ち帰るのに最適。液体なのでスーツケースに入れること(手荷物不可)。
ハモン・セラーノ(Jamón Serrano)のスライスパック 真空パックのスライスハモン(100g)が€2〜4程度。ハモン・イベリコのスライスも同売場に。日本に持ち帰る場合は骨なし・スライス・真空パックのみが検疫通過可能(骨付き・ブロックは禁止)。詳細はハモン・イベリコ完全ガイドへ。
チョリソー・フエト(Chorizo / Fuet) チョリソー(赤くスパイシーなソーセージ)とフエト(カタルーニャの乾燥ソーセージ)はお土産にも最適。真空パックで持ち帰れる。€2〜5程度。
マンテキーリャ・デ・マニ(Mantequilla de Cacahuete) スペインのピーナッツバターは日本より甘さ控えめでクリーミー。Hacendadoブランドのものが特に評判。€2前後。
トゥロン(Turrón) ヌガーの一種で、ジャイウナとナッツを使ったスペインの伝統菓子。クリスマスシーズン前から店頭に並ぶが通年購入可能。お土産に最適。1箱€2〜4。
ポルボロン(Polvorón) ラードと砂糖と小麦粉で作るアンダルシアの伝統的なショートブレッド。口に入れると崩れる食感が特徴。1箱€2程度。日本人に人気のお土産。
ガスパチョ(Gazpacho) トマトベースの冷たいスープ。メルカドナのガスパチョはパック(1L)で€1〜1.5。現地で飲むと「こんなに美味しいのか」と驚く人が多い。
クリームチーズ(Queso Crema) スペインのクリームチーズ、特に「Queso Crema de Burgos」は滑らかで甘さがなく、用途が広い。日本より安く品質が高い。
ワイン・飲み物
メルカドナのワイン売り場は約100〜200種類揃っており、€3〜10のテーブルワインでも十分飲めるものが多い。スペインワインを試したいなら、リオハ(Rioja)かリベラ・デル・ドゥエロ(Ribera del Duero)の€5前後のものが安定している。
詳しくはスペインワイン完全ガイドへ。
コスメ・日用品(Deliplus)
メルカドナの「Deliplus」ブランドのコスメは品質の割に驚くほど安い。
- ボディクリーム:€1.5〜3。保湿力が高く旅行者にも人気
- シャンプー・コンディショナー:€2〜3。スペイン滞在中に使い切れる量を旅行用に買う人も
- 日焼け止め(Protector Solar):€3〜6。夏のバルセロナ・セビリアには必須
日本のスーパーとの違い
レジ袋は有料(または存在しない)
スペインでは2023年以降、レジ袋が原則有料(€0.1〜0.3)または提供なし。エコバッグを持参するのが前提。メルカドナでは入口付近でエコバッグ(€0.5〜1)が買える。
量り売りセクションがない
日本のスーパーのような精肉・鮮魚のカウンターで「100g単位で買う」という文化は少ない。基本はパッケージ売り。
セルフレジが普及している
バルセロナ・マドリードの大型メルカドナにはセルフレジが多い。スペイン語だが操作はシンプル。バーコードをスキャンして、カードで支払うだけ。
「Caja」がレジ
「Caja(カハ)」がレジを指す言葉。「¿Cuál caja está libre?(どのレジが空いていますか?)」という表現を知っておくと便利。
値引きシール文化は薄い
日本のスーパーの閉店前値引きシール文化はほぼない。ただし特売(Oferta / En oferta)はあり、入口付近に並んでいる。
価格比較——日本vs.スペイン
| 商品 | スペイン価格 | 日本での輸入品価格 |
|---|---|---|
| オリーブオイル 1L | €3〜8 | ¥800〜2000 |
| スライスハモン 100g | €2〜4 | ¥800〜2000 |
| ワイン 750ml | €3〜10 | ¥800〜3000 |
| マンゴー 1個 | €0.5〜1.5 | ¥300〜700 |
| アボカド 1個 | €0.4〜1 | ¥100〜300 |
| ヨーグルト 4個パック | €0.8〜1.5 | ¥300〜600 |
実際に日本に持ち帰れるもの
持ち帰りOK(主なもの):
- 骨なし・スライス・真空パックのハモン
- チョリソー、フエト(真空パック)
- オリーブオイル(スーツケース内)
- トゥロン、ポルボロン等の菓子類
- ワイン・スピリッツ(機内持ち込み不可、スーツケース内のみ)
- コスメ・日用品
持ち帰り不可(注意):
- 骨付きハモン(検疫で没収)
- 生鮮食品(肉・野菜・果物類)
- 土(当然ながら)
スーパー巡りのコツ
朝一番か夕方がおすすめ。昼食時(14〜16時)は品切れの商品が多く、レジも混む。朝9〜11時か夕方18〜20時が品揃え・空き具合ともに良い。
PBを積極的に選ぶ。メルカドナの「Hacendado」は有名ブランドより安くて同等か上の品質のことが多い。試しやすい価格なので、気になったものはどんどん試してみて。
Diegoのコメント
「メルカドナは週に2〜3回行く。日常の食材はほぼここで揃う。日本人の友人を連れて行くと、まずオリーブオイルの棚の広さに驚き、次にワインの安さに驚き、そしてガスパチョをその場で1口飲んで『これ何?美味しい!』となる、が毎回のパターン(笑)。個人的なおすすめはHacendadoのクリームチーズとチョリソーを買ってバゲットにのせて食べること。スペインの素朴な食の代表だと思う」